[第十二番]雲樹寺

前の社寺 次の社寺 トピックス マップ

古くから鉄の積み出しで栄えた安来港から伯太川をさかのぼると、冬には白鳥が飛来する能儀平野が広がる一画に雲樹寺は位置する。

 

う ん じ ゅ じ

雲樹寺

〒 692-0056 島根県安来市清井町281
℡ 0854-22-2875 fax 0854-27-0281


 古くから鉄の積み出しで栄えた安来港から伯太川をさかのぼると、冬には白鳥が飛来する能儀平野が広がる一画に雲樹寺は位置する。 最初に見えるのは、季節の花に彩られた参道である。その中程にある四脚門は1300年代当時のままの姿で参拝者をむかえている。さらに歩いて石門を抜けると左に広がる境内に山門・仏殿・方丈と伽藍が一直線に並んでいる。五山十刹に多く見られる禅宗様式の構えで、地方寺院にしては珍しい貴重なたたずまいは凛とした閑けさに包まれている。 その他「酒断ち地蔵」の祠、中国観音霊場第27番札所になっている観音堂には、「子授け・子育て観音」が祀られており、所願成就と供に、古来より多くの信仰を集めている。また、仏殿に祀られているご本尊は拈華微笑佛(ねんげみしょうぶつ)で、家内和楽のご利益がある。方丈の背面の山には枯山水形式の禅宗庭園がある。元禄時代、伽藍大修理のおりに整備されたこの庭には、斜面を利用して植えられたツツジが打ち寄せる波のように重なりあい咲きほこり、圧巻である。見ごろは4月~6月で、次々と花を咲かせる。拝観コースの中で高麗梵鐘(朝鮮鐘・国重要文化財)を見ることができる。日本最古といわれる新羅時代の鐘である。

社寺の名称
瑞塔山 雲樹寺(ずいとうさん うんじゅじ)
宗派 臨済宗 妙心寺派
本尊 南無拈華微笑佛(なむねんげみしょうぶつ) お釈迦様
聖観世音菩薩 観音様
創建・開創 元亨2年(1322) 弧峰覚明(こほうかくみょう)禅師が開山
ご利益 本尊:家内和楽  観音:子授け・子育て
祈りの言葉 本尊:ナウマクサンマンダボダナムバク
観音:オンアロリキャソワカ
御詠歌 せんざいの ぬまにうかびし つきぼしは なみもくだけて ひかりとぞなる


参道よりまいり

四脚門(国重要文化財)

山門を経て

仏殿へ

 

 元亨2年(1322)、弧峰覚明(こほうかくみょう)禅師が開山。臨済宗妙心寺派の古刹で、後醍醐・後村上両朝の勅願寺である。狐峰禅師は南北朝時代の名僧で、応長元年(1311)唐に渡り天台山で学び、帰国後雲樹寺を創建した。 元弘の役で伯耆に行幸した後醍醐天皇は、船上山に師を招いて戒を受け、その後建武の新政以後国済国師の号と「天長雲樹興聖禅寺」の頼願を下賜した。禅師は後に後村上天皇より三光国師号を加賜され、勅詔あって和泉高石に大雄寺を建て隠棲した、二祖国師号を持つ稀代の名僧である。 こうした名僧知識の法を嗣いだ雲樹寺は、次第に寺運も発展し、塔頭二十余院を含む大伽藍となったが、もとは千歳(せんざい)の沼を囲む鬱蒼とした森であった。開山様はこの沼を干拓し、参道の一部を造営した。この偉業は後世に伝えられ、今も地名に残っている。 天文年間から元禄にかけて伽藍の大修理が行われ、参道の松の植栽や枯山水庭園が整備された。文政3年不慮の天災で堂塔のほとんどが焼失したが、大門、山門、薬師堂、庭園は難を逃れた。江戸末期より仏殿、方丈、開山堂を再建し、往時の姿を取り戻している。



主な行事
大般若会 1/11 11:00~
一年間の厄除け、所願成就を祈祷
開山忌 4/24 10:00~
開山忌法要、観音祭礼、
水子地蔵尊法要、酒断ち地蔵法要
山門大施餓鬼 8/11 11:00~ 先祖供養

  宿泊施設 さぎの湯温泉
  名物食事 どじょう料理(さぎの湯温泉)
  研修会や体験もの 随時拝観説明及び法話(要予約)
  境内で授与するもの 子授け祈祷札、大般若祈祷札(1/11のみ)

  交通アクセス  
  バス JR安来駅から伯太方面行きバス 約15分
  山陰自動車道 安来インターより約5分
  駐車場情報 バス20台 普通車30台





所在地と周辺地図


トピックス