第19回世界平和祈願祭を、令和5年5月19日(日)午前9時50分より、第十七番霊場峯寺にて開催いたします。

同時開催のイベント「永井隆博士のふるさと雲南」(午前10時〜)、「永井博士の散歩道」(午後1時30分〜 参加費1,000円お土産付)もございます。

詳細はこちらから。

特別参拝のご案内

特別参拝の申込みを受け付けております。
荘厳な佇まいの中、20社寺の宮司・住職の近くで、平和への祈りを共に捧げることができる特別席です。
■開催日時:令和6年5月19日(日) 午前9時50分〜 
■開催場所:第17番 峯寺(〒690-2402 島根県雲南市三刀屋町給下1381) 
■申込定員:20席 
注:お申込み順にて席をご用意いたします。万が一お申込み多数の場合はお申込み締切前でもご用意できない場合がございますのでご了承くださいませ。

先日お知らせいたしました、長浜神社の電話不通の件は復旧いたしました。
現在、通常通り繋がります。ご迷惑をおかけしました。

長浜神社では、落雷の為電話が繋がらない状況です。
復旧するまでは、巡拝本部(八重垣神社内 TEL:0852-21-1148)へお問い合わせください。
【9月14日頃復旧予定としております。】

大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。

令和5年(2023年)12月1日より、出雲國神仏霊場の御朱印料(護縁珠付)を下記のように改定いたします。
ご理解のほどお願い申し上げます。


【現行】
御朱印(護縁珠付) 500円

【改定後】令和5年(2023年)12月1日より
御朱印  500円
護縁珠  500円
御朱印・護縁珠セット 1000円

※現行では御朱印と護縁珠をセットでお渡ししておりましたが、改定後は別々で授与いたします。

社寺縁座の会・飯塚座長(一畑寺)へのインタビュー

インタビュアー:出雲國神仏霊場・社寺縁座の会の座長になって、初めての出雲國神仏霊場合同祭事でしたが、終わった瞬間の今の気持ちを聞かせてください。

飯塚座長:非常に盛大でした。この美保関の人たちがものすごく賑わいを演出してくださって、美保神社のみなさんもお宮をあげて準備してくださったし、地域をあげての合同祭事開催ということがすごく嬉しいですね。座長としては、無事に終わって安心しました。

インタビュアー:座長になっての開催で、今までと違った部分や心掛けたことなどはありますか?


飯塚座長:今回は美保神社のみなさんをはじめ、執行部のみなさんとすごくいいコミュニケーションが取れたと思います。円滑なコミュニケーションにより、みんなで力を合わせて開催できたなと。

ここ(美保神社)でやるって決めてから、半年しかなかったので、LINEでグループを作ったり、頻繁に会ってミーティングをしました。

インタビュアー:再来年に出雲國神仏霊場20周年を迎えます。今から考えていることがあったら教えてください。


飯塚座長:20周年は大きな節目なので、大きいことをやりたいなと思います。

どこでやるのか、どのようにするのか、これから早急に実行委員会を立てて、みなさんのお知恵とアイデアを集めて、計画したいと思います。

10周年は県民会館で平和の祈り、小林祥泰先生の講演会、いろいろやりましたけど、負けないような立派なものができたらいいなと思います。

強いメッセージ、神仏の平和の祈りのメッセージを出していければいいなと思っています。

美保神社・横山宮司へのインタビュー

インタビュアー:平成19年(第3回)でも美保神社で出雲國神仏霊場合同祭事が行われましたね。2回目を迎えるにあたっての違いや、心がまえなどはありましたか?

横山宮司:第3回の時とは代が変わってますので、それが一番の違いでしょうか。その時は名誉宮司、当時の禰宜などが中心となって行なっておりました。私も第3回は奉仕はしてるんですけど、宮司になってからは今回が初めてなんです。


そういったところで、今回奉納をはじめ、さまざまな行事を企画しました。いろいろな方においでいただいて、老若男女問わず、こちらに足を運んでいきたいなという思いがありました。

第3回でも大勢の方にお参りいただいたと思いますが、今回、世界平和祈願祭とは別になるんですが、みなさんにご協力いただいて「セキノイチ」「美保関BASE」という催し物をしました。一緒になって美保関という町を盛り上げていただいています。

今こうして周囲をみると、子ども連れの方も多くいらっしゃって、とてもいいなぁという印象です。お店もたくさん出ていて、ほっこりするような光景も見られたりして、世界平和祈願祭というだけにとらわれずいいなぁと思っているんですね。

すべてを含め、本当にいろんな方のご協力があって開催できたのが今回の第18回ですので、とても感謝しております。

インタビュアー:今日をきっかけに、みなさんに伝えしたいことはありますか?


横山宮司:世界が平和になればいいなぁと。我々が行っているのはそういうことなので。


逆に言ったら、平和が当たり前になって、祈願をしなくなるという、それにこしたことはないとは思っています。世界が平和になることを真摯に祈る、それが我々の役目であって、それを願うばかりです。

インタビュアー:美保神社として今後の出雲國神仏霊場にどう関わっていきたいですか?


横山宮司:今日みていただいた祭典もそうですけど、神社とお寺では作法も違ったりしますよね。


そういう違いは、20のお寺と神社のひとつの会ですし、我々も20社寺の一員ですので、お互い歩み寄りながら、ひとつのもっともっと麗しい会になればいいなと思います。

【おまけ】
インタビュアー:ここ最近の平和祈願祭よりも奏楽隊が多いような気がしたのですが、それは美保神社が音楽の神様ということも関係しているのですか?

横山宮司:山陰地方ではあまり見ないですが、全国の神社の奏楽は一般的に雅楽を用います。今回は雅楽を行列に加えたことと、祭典中に当社の巫女神楽も奉奏したので総勢8名になってしまいました(笑)。

インタビュアー:演奏していない時、ひたすら楽器を壺の上でまわされていました。あれはどういう意味があるんでしょうか?

横山宮司:あれは鳳笙(ほうしょう)といって、息を吐いても吸っても音が鳴るから、音が切れない楽器です。息継ぎがないんです。吹いた時につく水滴が敵なので、火鉢の上で炙っています。温かくしていないと壊れちゃうんです。ただ、一点だけ熱くならないよう、ずっと回しているんですよ。

一番前のおふたりが鳳笙を演奏

第八番美保神社

第18回目の出雲國神仏霊場合同祭事・世界平和祈願祭は、 6月11日に執り行われました。

今回は、美保神社の鳥居の横にある、青石畳通りから神仏行列がスタート。
雨で濡れると青色に変化することからその名がついたという、青石畳通り。その本領発揮とはいきませんでしたが、暑くも寒くもない、お天気に恵まれた最高の世界平和祈願祭日和となりました。

集合場所で参進の時を待つ

雅楽の演奏と共に神仏行列が開始。両脇にはたくさん人も集まり、賑やかな参進風景が戻ってきた感じを受けました。
青石畳と趣のある建造物、そして神仏行列が合わさって、情緒のあるシーンも見られました。

青石畳通りを神仏行列が通過

青石畳通りを抜けると、いよいよ美保神社の鳥居をくぐります。
ここから神職の方々は「きりぬさ」を、僧職の方々は「散華(さんげ)」を撒きながら本殿まで進んで行きました。毎回このシーンでは、初めて見る方から思わず感嘆の声が漏れ聞こえます。

きりぬさ
散華は蓮の花びらの形

参進が本殿まで進むと、世界平和祈願祭へと移ります。


今年は参拝者の方、世界平和祈願祭を見学して行かれる方も増え、多くのみなさんに参列していただき、そして見守られながらの開催でした。祭事の詳しい様子は、YouTubeチャンネルでのライブ配信動画もありますので、ぜひこちらからご覧ください。

となえことば奉唱(神職)
となえことば奉唱(僧職)

となえことば奉唱では、神職・僧職それぞれで行います。普段、こんな大勢の奉唱を目にすることはないので、これも出雲國神仏霊場の醍醐味です。普段から声を張って出している方々の声が重なり合って、本殿に響きわたり、言葉にできない美しさがあります。

世界的に、そしてまた日本を取り巻く不確実な情勢も続いていますが、世界平和祈願祭においては、例年よりリラックスした印象を受けました。

美保神社・横山宮司による一本締めで幕を閉じました。

「神社ではあまりやらないのですが…」とおっしゃってたのですが、本来「手を打つ」という行為には、祈り、契約、礼、感謝などいろいろな意味があるそう。

参列者全員で「世界中すべてのみなさんが平和であることを願い」祈りの意味を込めて手を打ちました。

この流れもとても新鮮で、全員の一体感を感じられた瞬間でした。

周りの人への感謝も、ひとりひとりが身近なところから続けていけたら平和にもつながります。
また、来年もみなさんと無事に世界平和祈願祭を迎えられますよう、日々を大切に過ごしていきたいですね。

※令和6年度第19回出雲國神仏霊場合同祭事・世界平和祈願祭の詳細が決まりましたら、こちらのサイトでお知らせいたします。

第18回世界平和祈願祭を、令和5年6月11日(日)午前10時10分より、第八番霊場美保神社にて開催いたします。

前夜祭(10日)では、雅楽舞楽奉納、当日(11日)は神楽奉納、ホーラィエッチャも予定しております。両日ともに「美保関セキノイチ」(松江市歴史的建造物の一部公開、青石宵灯のライトアップイベントなど)も同時開催されますので、お楽しみに。

今回も前回同様、オンラインにてライブ配信を行いますので、オンラインで参列していただけます。配信日が近づきましたら、お知らせいたします。

下記のYoutubeチャンネルから拝聴することも可能です。(当日ライブ配信を行いますので、事前にチャンネル登録お願いします)。

出雲國神仏霊場のYouTubeチャンネル

令和5年度 第18回出雲國神仏霊場合同祭事 世界平和祈願祭 実施要項

【開催日】
令和5年6月11日(日)/June 11 (Sun) , 2023


【時間】
10:10〜 参進(行列)/distribution starts
10:30〜 世界平和祈願祭/Izumo no kuni -shinbutsu reijo godo-saiji Sekai-heiwakigansai

※雨天・荒天の場合は、祭場・祭事開催時間・内容が変更になる場合がございます。
In case of rain or stormy weather, the festival venue, festival holding time and contents may change.

【その他のイベント】
★前夜祭(10日)
19:30~ 雅楽舞楽奉納

★当日(11日)
12:00過ぎ~  ホーラィエッチャ
13:00~14:00 神楽奉納(出雲國大原神主神楽保存会)
14:00過ぎ~  ホーラィエッチャ
15:00~16:00 神楽奉納(石見神楽 嘉戸神楽社中)

★両日ともに「美保関セキノイチ」も同時開催

式次第(日本語・英語)Depending on the ceremony (Japanese / English)】
詳細が決まりましたらお知らせします。

仏様となえことば(日本語・英語)Hotoke sama Tonaekotoba (Japanese / English)】
下記のボタンよりダウンロードできます。

【神様となえことば(日本語・英語)Kami sama Tonaekotoba (Japanese / English)】
下記のボタンよりダウンロードできます。

先日お知らせいたしました、参拝道の通行止めは解除され復旧いたしました。
現在、通常通り参拝できます。ご迷惑をおかけしました。

鰐淵寺の参拝道で崩落がありました。
現在、道路管理を行なっている県土整備事務所の指示により、全面通行止めとなっております。

今後、崩落の原因・状況を調査した上で通行禁止の解除を行いますので、しばらくの間参拝ができません。

大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。

雲樹寺・醍醐住職へのインタビュー

インタビュアー:新型コロナウイルスの影響を受けて、本来は昨年開催するところ、1年越しの開催となりました。4月に晋山式が行われ、住職になられてはじめて神仏霊場の大きなイベントがありました。むかえるにあたっての心構えや心がけていたことを教えてください。

醍醐住職:これという決まった想いというのは全然ございません。平和とは何かというのを常に考え続けておりましたが、結局大きい意味の平和なんていうのは、私ごときがどうにかできることではないのです。

人をたくさん集め、一緒に「ああ楽しいな」っていう想いを共有して、それで得られるものが明日につながるのであれば、それはもう平和につながることじゃないかと思いまして。

多くの方とともに、がむしゃらにこの祭典を成功させるようと思って。雲樹寺のありとあらゆる窓や門を開放してみなさまをお招き入れる、そういった準備をしてまいりました。

みなさま方に少しでも「今日は楽しかった」とか「今日行った場所は雲樹寺というところらしい」ということでも構いません。

思い出を持ち帰って、そして明日からもまたこういう気持ちになれたらいいな、と思いながら過ごすことができるなら……。それは次の平和につながる新しい一歩になりうるんじゃないかなと思っております。

インタビュアー:「1000年続く雲樹寺」をテーマとされています。伝統を守ることも必要な一方で、時代の変化に対応したお寺のあり方も問われていくと思います。醍醐住職は、積極的に新規コンテンツなど新しいものを取り入れていらっしゃる印象がありますが、当面の(近い未来の)展望や計画があればおしえてください。

醍醐住職:私が何か描いたところで変わるものではございません。時代によって流行り廃りは変わってくるものです。しかし、その中でどんなに時代が変わろうとも「仏教がどこかに必ずある」。こういう状況を作るには、どうしたらいいかを考え続けております。

そのためには、例えば「あんな新しいものは仏教には合わない」というような排他的な姿勢ではなく「新しいものを仏教に取り込むにあたってどんな形で変えていこうか」と。

雲樹寺が持つ、そして私の代でできる限り「仏教」をどういう風にみなさま方に、新しい流行りに乗せて発信することができるのか?こういう風なことを考えております。

ですから、今私がどうこうとは全くございません。向こうから来るものを受け入れて、そして新しい雲樹寺にしていく。こればかりでございます。いかに取り込むかにございます。

インタビュアー:住職になられたことを機に、神仏霊場に雲樹寺としてどうかかわっていきたいと思っていらっしゃいますか?

醍醐住職:結局私も20社寺の中の一つ。雲樹寺というたまたまちょっと大きな箱を取り持っているだけの人間に過ぎません。

私が何かをしようなどという形で、会を変えることはないでしょう。「世界平和を祈願する」。この出雲の地という神々の発祥の地から世界平和を祈願するという取り組みは、絶対に失わせてはならないと考えております。


より多くのところへ発信していき、海を越えた先でも世界平和を、日本の八百万の神を祈っているということが、誰の目にも耳にも聞こえてくるような。そんな大きさにできていけばいいなと考えておりますが。

みなさまと足並みをそろえながら良いようにやっていくのが何よりかと思いますので、より協力しながら素晴らしい形を求めていければなと思います。

※令和5年度第18回出雲國神仏霊場合同祭事・世界平和祈願祭は、詳細が決まりましたら、こちらのサイトでお知らせいたします。

第十二番霊場雲樹寺

第17回目の出雲國神仏霊場合同祭事・世界平和祈願祭は、 5月29日に執り行われました。
新型コロナウイルス感染症が世界を襲来してから早3年。昨年は参拝者の参加も制限していたため、ようやく通常の開催が実現!また、昨年のオンライン配信も好評につき、今回も併せて行いました。

雲樹寺


祈願祭のはじまりを告げる神仏行列。雲樹寺の参道は、本堂まで距離はあるのですが、道中とても趣のある佇まいです。行列がより神秘的な雰囲気に感じられました。

日差しを避けるため、神職・僧職の方々には、山門まで和傘隊と並列。雲一つない空に、新緑の緑と和傘の赤色が映えて素敵でした。

神仏行列では毎回、神職の方々が「きりぬさ」という紙を撒き、僧職の方々は、蓮の花びらを模した「散華(さんげ)」という紙を撒きながら本殿まで入ってこられます。

神仏行列と同時進行で、本堂では向井結さんによる「奉納書道パフォーマンス」も行われていました。

襖に書かれた文字には、魂のこもった力強さがありました。写真は山門前でのパフォーマンス。場所を変えて、合計3ヶ所で文字が書かれましたので、ぜひ現物を見に雲樹寺に行ってみてください。

本堂へ神仏行列が入堂したあとは、いよいよ祭典。
開放感あふれる広い本殿に雲樹寺住職の醍醐さんの香語がひびきわたります。

祭典の様子は動画でもまとめているので、ぜひこちらをご覧ください。現場の臨場感が伝わります。

さらに今回は、同時開催で創建700年記念を祝う「雲樹寺まつり」というイベントが行われました。
たくさんの飲食・雑貨の出店や音楽ライブもあり、地元の人でにぎわいました。祭事が終わった神職・僧職の皆さんも楽しんでおられました。

少し前まではごくありふれた光景だったかもしれませんが、このコロナ禍の3年を経て、とても貴重で平和なことであると痛感。
来年も笑顔で祈願祭を迎えられますよう、全ての人に平和な日常が続くことを切に願っています。

今回の配信のライブ映像も下記よりご覧いただけます。

※令和5年度第18回出雲國神仏霊場合同祭事・世界平和祈願祭の詳細が決まりましたら、こちらのサイトでお知らせいたします。

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